商品だけを作れば良い時代はとっくに終わってる

マーケティングおじさん、ほえる

というお話です。

 

湘南平塚で唯一!
ウェブ集客のお困りごと解決パートナー
兼 走るマーケター 原田(はらた)です。

 

Apple Muiscを使っておよそ8ヶ月が経ちました。

 

ちなみに、Apple Muiscとは、、、

Apple Musicライブラリからあらゆる曲をストリーミングする。Zane Lowe氏が率いるラジオステーションで毎日24時間オンエアされる無料のライブ番組を聴く。アーティストのビデオ、オーディオ、クリップ、写真を楽しむ。

つまり、端的にいうと月額定額制の音楽聴き放題サービスです。

 

サービスの利用開始時に抱いた感情(音楽の価値を上げるよね)は変わっておりません。より強くなったかもしれない。

Apple Musicの登場によって音楽の価値は上がる?下がる?

 

Apple Music(音楽の定額聴き放題サービス)は音楽の価値を下げる?上げる? といった議論はつづくと思いますし、結論はもうすこし先のお話だと思います。

 

音楽の作り手側は否定派が多いかも。その代表的な意見はおおきく2つ。1つは「楽曲への対価が低い」という声。1つは「楽曲のばらまきは”音楽”の価値を下げる」という声です。

 

今日はApple Musicをとりまく情報とユーザーであるおじさんの意見を低速ミキサーでブィィィ〜ンとすりつぶしたようなザラザラっとしたエントリーをポストします。題して『商品だけを作れば良い時代はとっくに終わってる』です。

 

それではどうぞー。

 

Apple Musicは「メディア」と捉えると面白い

たとえばこれ。

Guns N’ Roses Troubadour – 01-04-2016

 

ガンズ・アンド・ローゼスの(ほぼ)オリジナル・メンバーによる再結成シークレットライブの映像です。

 

ちなみにガンズ・アンド・ローゼスは、

ガンズ・アンド・ローゼズ (Guns N’ Roses/略称GN’R) は、1985年に結成された、アメリカのロサンゼルスを拠点とするハードロックバンド。

全米で4,200万枚、全世界で1億枚以上のアルバムセールスを記録する。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第92位。2012年に、ロックの殿堂入りを果たした。

出典:ウィキペディア – ガンズ・アンド・ローゼズ

 

というモンスターバンド。グランジという新しい価値が生まれたのも彼らのようなモンスターバンドがいたからだと思ってます。ちなみにわたしはどちらのジャンルも大好きです。

 

で、ご紹介した動画には、スラッシュがいるし、ダフもいる。イジーはいないけど、、、ファンにとっては胸熱な出来事な訳です。

 

その数日後、、、

 

Apple Musicには「For You」というあなたにオススメの楽曲を様々な”括り”で提案してくれる機能があるのですけど、こんなプレイリスト(楽曲を集めた再生リスト)がわたしの手元に配信されました。

 

音楽ファンの心をグっとつかむタイムリー感。一昔前は、お気に入りのバンドのライブのセットリストを自分で編集して作ったものです。そういった事情を知ってか知らずか、、、音楽ファンの心をくすぐるプレイリスト(こんなの聴いてみてちょ)が楽しすぎる。

 

つまり、、、

 

Apple Musicは、音楽ファンの”音楽に触れる体験”を再構築しようとしているんです。お気に入りのジャンルのその周辺をあの手この手でオススメしてくれるんです。こんな感じで、ね。

 

オススメのプレイリストをホイホイ保存していくとこんな感じになる。

 

確実に言えることは、、、

 

音楽に触れる回数、アーティストに触れる数、音楽にワクワクする回数は明らかに増えています。

 

これは月980円で購入できるあたらしい「音楽のメディア」です。クラシックな音楽からモダンな音楽まで触れることができる。各ジャンルの専門家による”オススメ”もタイムリーに受け取ることもできる。

 

プレイリストに”なんでこの楽曲を選んだのか?”その理由とか想いみたいなコンテンツが充実したら、、、無敵の音楽メディアになると思う。

 

ここまではApple Musicの感想。次は、作り手の皆さんの発言を聞いて感じたことをつらつらと。辛辣です。

 

音楽は人生を変えるチカラをもつ魔法だと思う

これは間違いないと思います。

Oasis – Champagne Supernova

このクソ長い名曲で人生が変わった人が言うので本当です。

 

ですからApple Musicなどの定額配信サービスに対する「楽曲への対価が低い」という声や「楽曲のばらまきは”音楽”の価値を下げる」といった気持ちもわからないでもありません。

 

しかし、、、

 

Apple Musicに触れて感じるのは、手に入りにくい媒体(レコードやCDといったモノ)の価値と、手に入りやすい媒体(ストリーミングやダウンロードといったコト)の価値って似て非なるものだよねってことです。

 

あっちが正義? こっちが不義? みたいな議論ってお門違い。ってことに気付いた。

 

もっと論点は大きくしなきゃいけなくて、、、

 

音楽ファン(マーケット)の入口(モノではなくコト:体験へ)が変わってきてるんだから、収益の作り方・構造だって変えなきゃいけないはずだよなー。

 

むしろ、、、

 

作り手が主体となって、手に入りにくい媒体(たとえばシークレットライブとかファンクラブとかクラウドファンディングで資金を調達して出資者限定の楽曲を作るとか・・・)を生み出す時代になっているよねってことです。

 

つまり、、、

 

商品だけを作れば良い時代はとっくに終わってる

 

ってことを言いたいんです。

 

ほら、、、

 

わたしのような凡人にだってやろうと思えば世界中の人達に(理論上のお話としては)情報を発信できるんです。ロケット工学の技術者のような知識は不要です。ほんのすこしの努力でそれが可能な時代なんです。

 

楽曲を作るにはお金(コスト)がかかる、、、。プロモーションにはお金(コスト)がかかる、、、。本当でしょうか。極論、いつもお使いの楽器にiPhoneがあったら価値、生み出すことできませんか???

 

「価値が下がる」発言は単なる”甘え”にしか聞こえないのはわたしだけでしょうか・・・。

 

脳みそに汗をかいて(正しいマーケティングを勉強して)「価値を上げる」仕組みを創ったら良いのに。音楽ファンは待っていると思いますけどね。

 

Apple Musicと約8ヶ月間生活して感じたことはそんなところです。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

それではひきつづきマーケティングと運動習慣を楽しんで参りましょう!