顧客の感情をいかに揺さぶるか?

ファッションEC大手のZOZOTOWNを運営
しているスタートトゥデイ社が2013年10月に
リリースしたWEAR(ウェア)が、話題を呼んで
いますね。

 

リリースから1カ月半、スタートトゥデイの
『WEAR』が業界にもたらす「本当の衝撃」を
ユーザー動向から読み解く

ファッションコーディネート-WEAR

 

WEAR(ウェア)とは、バーコードスキャン
機能を備えたファッション特化型のサービス。

専用アプリをインストールしたスマートフォンで、
店頭掲示の「チェックインバーコード」に次いで
商品バーコードを撮影すると、その商品の価格や
色などの詳細情報やコーディネートの例などを見る
ことができます。

利用者は、店頭で下見をし、買わずに家に帰って
じっくり考え、気に入ったらZOZOTOWNなどの
ネット通販サイトで好きなときに買える。そんな
流れです。

でもこの流れは、家電量販店と大手ECサイトとの
間で起こった実店舗で現物を見てからネット
ショップで購入する現象に似てませんか?

しかし、この試みに賛同したアパレル企業を
みるとその発想はちょっと早計なようです。

WEAR(ウェア)を触ると感じるのが、これは
利益先行型の浅いものじゃないなぁと思います。

志はもっと高くて、新しい価値を提供すること。
そして、新しいカルチャーを創ることを目指して
いるんだなぁと思います。

ファッションが好きな人の感情(新しい着こなしを
発見したい!)を揺さぶる仕組みがよくできています。

その仕組みが、「洋服の着こなし方」をユーザー間で
共有するファッションSNS的な機能です。

普及のポイントは、いかに使いやすくするか?
利用者に対して、明確なメリットを提供できるか?が
カギとなりそうですね。

感情を揺さぶるサービスは、見ていて楽しいです。