顧客の感情をいかに揺さぶるか?
- 2013.12.20
- メルマガバックナンバー
ファッションEC大手のZOZOTOWNを運営
しているスタートトゥデイ社が2013年10月に
リリースしたWEAR(ウェア)が、話題を呼んで
いますね。
リリースから1カ月半、スタートトゥデイの
『WEAR』が業界にもたらす「本当の衝撃」を
ユーザー動向から読み解く
WEAR(ウェア)とは、バーコードスキャン
機能を備えたファッション特化型のサービス。
専用アプリをインストールしたスマートフォンで、
店頭掲示の「チェックインバーコード」に次いで
商品バーコードを撮影すると、その商品の価格や
色などの詳細情報やコーディネートの例などを見る
ことができます。
利用者は、店頭で下見をし、買わずに家に帰って
じっくり考え、気に入ったらZOZOTOWNなどの
ネット通販サイトで好きなときに買える。そんな
流れです。
でもこの流れは、家電量販店と大手ECサイトとの
間で起こった実店舗で現物を見てからネット
ショップで購入する現象に似てませんか?
しかし、この試みに賛同したアパレル企業を
みるとその発想はちょっと早計なようです。
WEAR(ウェア)を触ると感じるのが、これは
利益先行型の浅いものじゃないなぁと思います。
志はもっと高くて、新しい価値を提供すること。
そして、新しいカルチャーを創ることを目指して
いるんだなぁと思います。
ファッションが好きな人の感情(新しい着こなしを
発見したい!)を揺さぶる仕組みがよくできています。
その仕組みが、「洋服の着こなし方」をユーザー間で
共有するファッションSNS的な機能です。
普及のポイントは、いかに使いやすくするか?
利用者に対して、明確なメリットを提供できるか?が
カギとなりそうですね。
感情を揺さぶるサービスは、見ていて楽しいです。
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