【ポジショニング】新しい学びのスタイル 受験サプリ
- 2015.09.02
- 販促術
というお話です。
湘南平塚で唯一!
集客にコミットするウェブ集客の専門家
原田和彦(はらたかずひこ)です。
あなたは「受験サプリ」というスマホアプリをご存知ですか?
毎月980円を払えば、中学の総復習から大学受験対策まで、カリスマ講師が教える英・数・国・理・社、すべての科目の授業を動画で見ることができるサービス。ちなみにスマホのアプリ限定。
https://youtu.be/bsWHLbxMCeA
ポジショニングが素晴らしいと思うのです。魅せ方も、値決めもね。今日は受験サプリから学ぶポジショニングのお話です。題して「【ポジショニング】新しい学びのスタイル 受験サプリ」。
それではどうぞ。
これまでの常識は非常識になる?
ビジネスの世界では、学習意欲の高い方であればウェビナーとか、eラーニングといった言葉は耳にしたことはあるし、実際に体験していると思うのですが、その波は高校生や大学生にまで波及しています。
今までの常識として、受験対策の選択肢の筆頭が塾や予備校でした。塾や予備校の相場は年間で40〜100万円です。月額3万円代〜8万円代ですから安いとは言えません。
もちろん決裁権は親御さんですよね。
でも、受験サプリは月額980円。決裁権は当事者に移りました(もちろん親御さんも含まれますが)。これって大きいですよね。
ポジショニングの好例でもあります。
「母さん(父さん)、これ(受験サプリ)ダウンロードしたいんだけど・・・いいかな」本気の高校生なら親にこんな提案するかもしれない。
年間で11760円(980円 × 12ヶ月)。
決済はクレジットのほか、キャリア決済、コンビニ決済の3パターン。受験サプリは「誰のためのモノか?」が明確なので、決済方法もバッチリだと感じました。
月額980円でカリスマ講師の授業がスマホで学び放題。このわかりやすさも良い。サービスサイトを見るとわかるけど理解しやすい。
儲かるの?儲からないの?
あくまでもビジネスですから。結果的に利益を出さなきゃダメなんです。受験サプリの有料会員は16万人(2015年9月 ※公式サイトの30万人はおそらくトライアルユーザーも含んでいる)。
皮算用だけど16万人が1年継続して学んでくれたら18億円。広告宣伝費、アプリ開発費、コンテンツ調達費など、経費もそれなりだろうけど有料会員16万人ですから大成功ですよね。
しかも、キャッシュポイントはこれだけに留まらず。
横展開(小学生版の受験サプリ = 勉強サプリ)はもうはじまってるし、
受験アプリは学校の先生も利用している模様。わたしたちビジネスパーソンがメンターから学ぶ、TEDから学ぶとおなじですね。カリスマ講師の”伝わる”教え方を学んでいるのでしょう。素晴らしいと思います。
教育に一石を投じるサービスかもしれない
受験サプリをこのブログで紹介したい!と思ったのは↓このコンテンツにも力を入れていたから。
今までの常識。
(少なくとも)義務教育は「会社員(社会の歯車)を生み出すため」にあるものですが、21世紀スキル講座のコンテンツを見てみると「自立した人を生み出すため」のもの。つまり社会人として即戦力のスキルを身に付けることができる。
受験サプリの本丸はこの領域ではないか?と感じた次第です。大学とも座学とも違う。新しい学び場の創造。自社でコンテンツを生み出すのではなく(ま、今もですけどね)超一流のコンテンツを調達し、分類し、本気で必要としている人に必要なモノをポンと置いてあげるその仕組みと仕掛け。
受験サプリはそのきっかけにしか過ぎないのでは?と思いました。
マーケター向け、経営者向け、営業パーソン向け、士業向け、コンサルティング向け。プラットフォームがあれば色々できそうですね。すごいね、リクルート。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
それでは午後もマーケティングを楽しんで参りましょう!
追伸
カリスマ講師!と言えば・・・わたしの中では東進ハイスクールなんです。受験サプリみたいなサービスあるでしょ!?って思ってリサーチしたらなかった(間違っていたらごめんなさい)。
予備校という今の仕組みをドラスティックに変えることはむずかしいかもしれない(収益性とかを考えるとなおさら)。現場に行くことで得られる強制力、独自のメソッド、個性的な先生など、メリットや独自性もたくさんある。
でも、時代の先を読むとね・・・。受験サプリみたいな形は作っておくべきだと思うんです。それかコンテンツを売って行くとか、先生を教えるサービスとか。作るタイミングは・・・ ・・・ ・・・ 今でしょ!?
マーケティングにまつわるお話ですが、その点はリクルートって秀でているよなー(ぶつぶつ)
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