急事こそ人間の本性が見える

「心構え」ってやっぱり大切

というお話です。

 

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選ばれる社長の集客プロデューサー
原田 和彦(はらた かずひこ)です。

 

神奈川県平塚市はとても良い陽気です。今朝、ベランダの花壇をみたらチューリップのつぼみがふっくらと膨らんでいましたよ。あと2〜3日もしたら開花するかな〜。時にはじぶんの価値観・時間の流れとは異なる場所・モノ・人と触れることが大切ですよね。じぶんを客観視するためにも。

 

さて。本日はマーケティングの心構えについて書くことにします。ビジネス全体にも言えることです。題して「急事こそ人間の本性が見える」です。

 

それではどうぞ。

 

あるグループの会合で見え隠れした人間の本性

急事とは「急を要する事柄。さし迫った事柄。また、突発的な事件。」のことですが、人は自分のお尻に火がついた時(つきそうであるとわかった瞬間)、本能や自分の価値観を物差しとして行動を選択していきます。

 

もちろん、日頃から訓練をしている人、経験によって行動の選択肢をたくさんもっている人など個人差はありますが、「痛みが自分に降りかかる」その瞬間、本性を垣間見ることができるのです。

 

つい先日、あるグループの役員を決める会合がありました。お山の大将による誤ったリーダーシップによって不満の残る役員決めとなりました。その会合の後、そのリーダーシップに対し、とある参加者が不満を爆発させました。その不満は風に乗り、お山の大将の耳に入ってしまったのです。当事者は阿鼻叫喚です。

 

お山の大将はのべつまくなしにメンバー各位へ電話、電話、電話。「ねぇ、わたしのやり方に納得いかなかった?」と、Meメッセージで口撃してきます。夜であろうが朝であろうが関係なし。相手の都合よりも、自分の都合を再優先です。感情に支配されています。これはいけません。

 

電話口撃に対し、人によってはだんまりを決め込む人もいれば、自分の意見を素直に伝えた人、まずは燃えたぎった感情の沈静化を最優先するために聞き役に徹した人もいたでしょう。突き詰めると、その人そのもの(人格)が見えます。

 

急事のないビジネスはこの世に存在しない

急事はビジネスに起こりうることです。マーケティングにも起こりうることです。急事のないビジネスはありえませんし、急事のないマーケティングなんてありえません。(急事がなかったら・・・それは伸ばそうとしていない証拠と言えます)

 

仕事でミスをした・集客できない・セールスにつながらない・お客様からクレームがきた。このような突発的な問題とどう接していくのか。その責任をどう管理して対応(行動)していくのか、ビジネスパーソンの器量が試されるところです。

 

責任を取り、問題解決のゴールを模索し始める人もいれば、責任を放棄する人もいるでしょう。隠蔽する人だっているし、環境の問題によって実行できない人もいるはずです。十人十色。これが前提。

 

急事と出会った時、どう行動するかを考えておく

どこまで責任を担うのか。問題解決のゴールはどこに設定するのか。責任を放棄する人には、責任が及ばない範囲で作業をお願いできないか?環境の問題によって実行できない場合、その事実をストレートに迅速にその場で伝えることはできないか?など、自分の置かれているポジションの中でどう行動すべきなのかを常に心に留めておくべきです。

 

精神論っぽいお話ですが、メンタルを自己管理する上で「心構え」はとっても重要な要素です。これはたしか、トヨタの話だったと思うのですが、大震災(リーマンショックだったかも・・・、すみません、うろ覚えです)によって部品調達の見通しがまったく立たなくなりました。営業マンにとってはまさに急事です。

 

あなたならどうしますか?

 

その営業マンのとった行動はこうです。

 

取引先へ部品調達の進捗状況を毎日欠かさずに報告したそうです。誰が見ても問題解決は当面先なのにですよ。でも、取引先に何を言われようが毎日欠かさずに事実を報告したのです。これが正しいおこないか否かは人の価値観によって大きく異なります。

 

でも、この営業マンのゴールは明確で、心構えをしっかり持ち合わせていたことによって継続的に行動できた。結果的に、時間がこの急事を解決し、ひとりの営業マンの勇気ある判断と行動によって、取引先とより強いパートナーシップを築くことができたそうです。(ソースを探したけれど見つかりませんでした・・・でもこの話、記憶に焼き付いているんです)

 

なんだかまとめ切れていないのですが・・・急事こそ人間の本性が見えるということ。その時に何ができるのか?自分の信念、判断基準をもっておくことはとっても大切であること。それを今日あなたにシェアしたいと想いました。

 

ちなみに、だんまりにはなかなか賛成できません。責任を取れない・やりたくてもできないならその旨を素直に伝えるべきです。自分の許容範囲を超えていると感じた時も同様にです。「できません」と相手に意思表明することだって勇気ある行動のひとつだと思うんです。

 

さて。午後もマーケティングを楽しんで参りましょう!