湘南T-SITEへ遊びに行ってマーケティングの息吹を感じよう

湘南T-SITEにはマーケティングのヒントがいっぱい

というお話です。

 

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選ばれ続ける起業家の集客プロデューサー
原田 和彦(はらた かずひこ)です。

 

2015年1月11日(日)、家族で湘南T-SITEへ遊びに行ってきました。湘南T-SITEとは、、、

 

湘南T-SITE – 湘南らしいライフスタイルを提案する文化複合施設

ここは、本屋とテーマに即した30の個性豊かなショップがシームレスに繋がり湘南らしいライフスタイルを提案する文化複合施設です。すべてのショップに本があり書店と専門店が有機的な文脈で確かにつながっている他に類を見ないモールです。

 

湘南T-SITEのコンセプトに「ほの字」

町の本屋さんが消えている・・・。

でもほとんどの本屋さんはマーケティング活動をしていないし、セルフイメージが「本屋」だから潰れるのは必然。ただ商品を仕入れてお客さんの来店を口を開けて待ってるだけでご飯が食べれるほど甘い時代じゃない。

ほんとうに潰したくないなら、本がほんとうに好きならくすみ書房さんのようなマーケティング活動を実践すべきなんですよね。

 

おっと。

話がずれました。戻します。

 

湘南T-SITEはただの本屋さんではありません。すべてのショップに本があります。書店と専門店が合体しているのです。

たとえば、カメラのキタムラさん(専門店)には、カメラに関する本が売っています。アップルとカルチュア・コンビニエンス・クラブのコラボで誕生した販売店「T-SITE Apple Authorized Reseller」ではスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の関連書籍が売られています。

オフラインのリアルレコメンドといったところでしょうか。

「この商品欲しい!」そう思ったけれど今日は手が出ない。でも、関連書籍だったら買えるよね(欲しい商品と比べたら安いし)。専門店の関連書籍はフロントエンドの役割を担っているのでは?とひとりで妄想しちゃいましたよ。

 

商品を売るし「期待感」も売っている

それともうひとつ。専門店×関連書籍の掛け合わせは他店では得られない期待感を提示しています。例えば「湘南T-SITEに行ったらなにか発見できそう」「湘南T-SITEに行ったら学びがありそう」「湘南T-SITEに行ったらアイデアが得られそう」・・・この「〜そう」こそが期待感=ベネフィットであり、来店のきっかけ(理由)となるのです。

 

「価値観」に合う人が集まっている(いく)

湘南T-SITEはパナソニックが主導する湘南・藤沢のスマートシティプロジェクト「FUJISAWA サスティナブル・スマートタウン(SST)」内に作られる施設でもあります。

「ライフスタイルを提案する書店」に加え、生活用品店など30のテナントが出店。「ライフスタイルテクノロジー」「食・暮らし」「家族」の3つの軸を基本に展開する、”本屋が作る商業施設”です。

新しいライフスタイルの提案を最大の価値観として、その価値観に共感する人たちによって発展していきます。「本はAmazonで十分」という人はそもそも相手にしていません。この試み自体、マーケッターとしても興味深い活動に映ります。

 

【要望】親と子の学び場があってもいい

湘南T-SITEのテーマのひとつに親と子のコミュニケーションの提案があります。もうすこし、ここを突き詰めていってほしいと感じました。例えば親と子のコミュニケーションを”遊び”というフィルターを通して提案するとか。

その手段として、運動、研究、体験学習。頭をつかったりバーチャルな遊びはいくらでもあるので、できれば身体をつかう遊びが良い。

スペースの都合、ターゲットが若干ブレてしまうかもしれないけれど、長期的に考えると湘南T-SITEは文化複合施設なのでこうした期待感も勝手に抱いてしまいました。

まぁまだオープンしたばかりなので数年単位で応援させていただきます。

 

まとめ

湘南T-SITEに遊びに行ってマーケティングの息吹を感じよう。
今度は奥さんとゆっくりランチデートがてら遊びにいこう、そうしよう。

 

※湘南T-SITEを素敵にまとめていたサイト
【大解剖】本屋が作る複合商業施設「湘南T-SITE」