ハーゲンダッツという巨人にどうパルムは挑んだのか?
- 2015.12.21
- 雑記もいいとこ
というお話です。
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原田和彦(はらたかずひこ)です。
「あぁ、いけまへん」
そう思いながらもこの時期にいただくパルムは格別です。
あなたは知っていますか? 森永乳業のパルム(PARM)というアイスクリームを。
この商品にはマーケティングのヒントがたくさんあったりするのですこしまとめてシェアしたいと思います。題して『ハーゲンダッツという巨人にどうパルムは挑んだのか?』です。
それではどうぞ。
リッチでおとな向けのアイスクリームと言えば?
8〜9割の人はハーゲンダッツと答えるのではないでしょうか。
ハーゲンダッツは、コンビニやスーパーのアイスクリーム売り場の中では味もさることながら価格も王様みたいな存在です。わたしをふくめて一般人からすると贅沢品のカテゴリーに入るのではないでしょうか。
庶民派の代表的なアイスクリームは、、、ピノとかガリガリ君になるのかな〜。あ、ガリガリ君はアイスキャンディーか。
何を伝えたいかというと、
ハーゲンダッツのようなリッチ感、プレミアム感、味わいがありつつも、ピノとかガリガリ君のように手にとりやすい価格帯の商品はありそうでなかった。
パルム(PARM)はそのいいとこ取りのアイスクリームとして開発され、販売されました。見事に消費者の心をつかみ、2005年4月の発売開始から2012年4月12日までの約7年間で、累計出荷本数が10億本を突破したのです。すごい。
消費者の「お願いごと」を実現したパルム
それはパルムのコンセプトにも現れています。
特別だけど特別過ぎない。
華やか過ぎず、平凡でもない。ちょうど良い贅沢さ。ぽっかりとできた平日の自分時間を私服の時間にしたいときに
食べたくなってしまうPARM(パルム)。
まさにコンセプト = 提供価値を実現した商品であり勝利です。
ハーゲンダッツは(これはイメージなのですが、、、)週末のご褒美。パルムは平日のご褒美。この住み分けというかポジションを明確にし、コピーにも反映し、技術で実現しているところはブラボ〜の一言ですね。
ちょっと食べたくなってきません?
わたしは森永乳業の回し者ではありませんけど、オススメします。平日のご褒美として、ね。
で、今ならこれをオススメ。まさに大人のアイスクリーム。「ちゃんと抹茶の味(ちょっとした苦味や旨味)がするー」と奥さんとざわつきました。
ハーゲンダッツという巨人にどうパルムは挑んだのか? それは、真っ向からの勝負は挑まずにお客様の「お願いごと」からコンセプト(あり方)を定義したコトでした。あなたのビジネスのヒントになれば幸いです。
月曜日の早朝。あなたにシェアしたかった内容はそんなところです。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではひきつづきマーケティングを楽しんで参りましょう!
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