集客の事例。ターゲットユーザーを絞るとこんなに目立つ。
というお話です。
ウェブログで発信、ヒトに繋がって集客
選ばれ続ける起業家の集客プロデューサー
原田 和彦(はらた かずひこ)です。
わたしの住まいは神奈川県平塚市。子育てにはとっても良い環境。海が近い、山が近い、七夕祭りがある、湘南ベルマーレのホームタウン、2016〜2017年にはららぽーともできる(チャリンコで大型書店に行く妄想しとります)などなど盛りだくさん。
東京から見ると田舎です。しかし、わたしの出身地である秋田から見ると大都会。そのバランスが30代・40代あたりのファミリーにはちょうどいい塩梅なんです。
そんな平塚市に、マーケティング的にグットな飲食店を見つけました。わたしは中日ドラゴンズファンですからきっとご縁はないかなーとは思うのですが、マーケティングおたくとしてその戦略・戦術をちょっと覗いてみたい!とフガフガと鼻息を荒くしております。
今日はマーケッターとして見過ごす訳にはいけないテーマです。
それではどうぞ。
居酒屋六甲さん 平塚
ドドン!
阪神タイガース私設応援店 居酒屋六甲さんです。ターゲットユーザーは誰がみても明らか。中学生が見ても野球ファンではないおばちゃんが見てもこの居酒屋は阪神タイガースのファンが集まるところだと理解できます。ポジショニングの好例です。超絞ってる。だからネットでも話題になる。
ちなみにインターネットでリサーチしてみるとホームである大阪には阪神ファン御用達の居酒屋はたくさんあるらしい。でもここは平塚です。だから際立っています。
個人経営の居酒屋は入りづらい
三度の飯よりお酒好きのひとならともかく、わたしのようにお酒をたしなむ程度の大人であれば、個人経営の居酒屋というものは決して入りやすいところではありません。
なぜなら、店内の様子をうかがい知ることはできません。繁盛しているのかわかりません。料理が美味しいのかもわかりません。恐怖と不安でいっぱいになるのです。一方で、勇気を出して飛び込んでみると自分にはピッタリ!ということもあったりするので選択が非常に難しいのです。
でも何かひとつ、直接的・間接的な接点(居酒屋六甲さんの場合でいうと「野球」が間接的な接点となる)があれば、一歩・二歩踏み出すきっかけとなります。
もしわたしが居酒屋六甲さんに足を運ぶならマーケティングのネタ作りのためとなります。お店側からすれば本意ではないかもしれません。それでも店舗に足を運ぶ立派なきっかけです。「勝手に販促してくれた」「集客できた」という結果を踏まえると、マーケティングの成果といえる訳です。
個人経営の居酒屋こそマーケティングを
ほかの居酒屋さんを見るとわかるのですが、大抵はフランチャイズ店名+平塚店とか、居酒屋◯◯◯という店名のみに留まっています。見込み客は、なにもお店の名前を探しているのではありません。
「お、ここは美味しそうだぞ」「なんだか楽しそうだ」「ん?繁盛してそうだな」「お得なメニューがありそうだぞ」「お店の雰囲気が良さそうだから彼女(彼氏)のデートにも使えそうだな」といった期待感(ベネフィット)を探しているのです。そのような情報を求めているのに見渡すと店舗の名前ばかり。居酒屋六甲さんはこの問題をクリアしているところに注目してほしいのです。
ターゲットユーザーを絞る。これは有効なマーケティングです。また、店舗・店舗看板・ブラックボード・タペストリー・のぼりといった見込み客との接点である媒体もフル活用します。媒体には期待感(ベネフィット)をメッセージとして掲載し、信頼性をバックアップするためにスタッフの写真付きコメントを出し、オファーを提示するのです。そして、見込み客をお店の中へ惹き寄せるのです。
まとめ
集客の事例。ターゲットユーザーを絞るとこんなに目立つ。つまりは、他社ではなくあなたを選ぶ理由をきっちり伝えること。
追伸
個人経営の飲食店、店舗型ビジネスの方に知っておいて欲しいこと(駅から徒歩圏内は除く)。それは駐車場の案内を超わかりやすく!です。まず車の駐車スペースの有無。あるならどこに何台停められるのか。ないならどうすれば良いのか。店舗看板か目立つ位置にその旨を明記してください。それだけで集客力がアップします。
断言できる理由は、わたし自身が車で移動する見込み客だからです。駐車場の案内を用意していない、もしくは目立つ所にないがためにお客様を逃している店舗は非常に多い。店舗型ビジネスにおける集客はなにも味・質・品揃えだけではありません。駐車場があり、広くて停めやすい。これも見込み客にとっての選定基準となり得るのです。
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