ウェブサイトで自己開示をオススメする3つの理由

突然ですが、一蘭というラーメン屋さんをご存知ですか?世界一とんこつラーメンを研究する会社です。この一蘭のビジネス思考はマーケティングの参考になります。ラーメン自体、私は大好き。

 

特筆すべきは店内の構造

はじめてお店に入った時には度肝を抜かれました。他のお客さんの顔が一切見えません。理由はその構造にあります。カウンター席の間にパーティション(仕切り)があるのです。

さらに、店員さんの顔すら見えません。カウンター席と厨房の間にすだれがあるためです。

 

あえて見せない選択をしている

あえて見せない理由を考えてみましょう。例えば「食べることに集中できる環境を作り、お客さんの回転数を上げるため」であったり「女性一人でもラーメンを食べたい!」そんな欲求に応えるためだったりするはずです。

 

勇気をもって自己開示をしていく

でも、あなたが一蘭の店長ではなく、商品・サービスを広めて行く立場だとしたらどうでしょうか?お客さんに顔を見せずにセールスするは難しいだろうと思うはずです。

そして、賢明なあなたは、商品・サービスを広めて行く有効な手段であるインターネット(ウェブサイト・ブログ・ソーシャルメディア)を活用する選択することでしょう。

その時は、ぜひとも勇気をもち、お客さんに顔を見せて、自己開示をしながら情報発信をしていくことをオススメします。その理由は3つあります。

 

(1)インターネットは信頼性が極めて低いメディアだから

TVコマーシャル、新聞の折り込み広告、雑誌のタイアップ広告などは、掲載審査があったり、ある程度の広告費がかかるということはみんななんとなく知っています。つまり、潜在的に信頼性は高いメディアであるといえます。

一方で、インターネットは誰でも簡単に無料で利用できるメディアです。その性質のため、先入観として胡散臭いと思われがちなメディアといえます。

よって、ウェブサイト・ブログ・ソーシャルメディアで情報発信する際は、匿名よりも実名のほうがより強い信頼関係を読み手と構築できるということです。

 

(2)成約率もあがる

近所のスーパーに行くと生産者の写真がない安価な野菜と、ポップに生産者の写真が貼られているちょっと高価な野菜が売れています。あなたはどちらを選択しますか?

大抵の人は、口に入る食品ですから少しでも安心・安全なものを選択すると思います。インターネットでもやはり顔を見せないよりも、顔を見せたほうがより信頼性がパワフルになります。

 

(3)共感を得られる

あなたは、良い商品・サービスを提供しているはずです(そう思えないなら今すぐ扱う商品を変えたほうが良い)。

その情熱、なぜ売っているのか?の理由、売り手である自分自身の考え、商品・サービスの選択基準など、自身の気持ちや知恵を開示していくと、強い共感を得られます。強い共感を提供できることは、すなわち、あなたの強みとなることでしょう。

 

まとめ

「恥ずかしい、なんだか恐い」という理由で自己開示をしない人が大勢います。少なくとも、商品・サービスを広めて行く立場の人は勇気をもって表舞台に立つ必要があります。

その理由は、お客さんの立場になって考えてみるとわかるはずです。

匿名と実名、イラストの顔と写真、どちらに好感を抱くでしょうか。どちらに誠実さを感じるでしょうか。