カープ芸人(アメトーーク)からマーケティングの極意を学ぶ
というお話です。
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原田 和彦(はらた かずひこ)です。
先日のアメトーーク、見ました?広島東洋カープを愛するお笑い芸人が集まってカープ愛を語る1時間。わたしは中日ファンなのですが、十分に楽しめました。深夜番組にも関わらず平均視聴率は10%(通常は5%。タモリ倶楽部で7%)。業界関係者の視聴率も高いモンスターバラエティ番組。
カープ芸人の視聴率(関東地区)は10.3%(占拠率27.7%)。おひざ元の広島ホームテレビでは番組平均視聴率20.5%を獲得。占拠率は驚きの44.8%でした。これはまさにマーケティングの極意です。土曜日の夜にこっそり学びましょう。題して「カープ芸人(アメトーーク)からマーケティングの極意を学ぶ」です。
それではどうぞ。
テーマを絞るとお客様が絞られる
コンテンツは広島東洋カープ一本です。テーマをギュッと絞ってる。「プロ野球が好きで、広島カープのファンしか見ないんじゃないの?楽しめないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
でも、中日ファンのわたしでも十分に楽しめました。つまり、プロ野球好きには楽しめるコンテンツなんです。テーマを1つに絞ると、お客様も絞ることになります。お客様の母数も減るのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、絞れば絞るほどコンテンツの輪郭が明確となります。明確がゆえに、似たような価値観(アメトーークでいうと広島東洋カープ以外のプロ野球ファン)をもつ人も取り込んでいるところに注目してください。
テーマを絞ると高い反応率も得られる
冒頭でお伝えしたとおり、おひざ元の広島ホームテレビでは番組平均視聴率20.5%を獲得しました。関東の約2倍です。つまり、テーマを絞ったコンテンツを適切な市場(アメトーークでいうところの広島県のカープファン)に提供することで非常に高いレスポンスを得られることがわかります。
お客様を絞ってテーマを絞れ!
コンテンツのテーマを絞るためには、まず「誰」を特定することです。つまり、お客様(市場)を絞ることですね。これはマーケティングのスタート地点。なぜなら、ビジネスの本質はお客様の問題解決・お客様の願望実現だからです。テーマを絞っている。アメトーークの成功要因のひとつと言えそうです。
たかがテレビ。されどテレビ。競争の激しいバラエティ番組からも十分にマーケティングのイロハを学ぶこともできます。上も下もない。すべての体験から学ぶ意識をもってホリデーをエンジョイしたいと思う土曜日の夜です。
それでは明日もマーケティングを楽しんで参りましょう!
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