コピーの1歩。コピーを書く前にやるべきこと。それは・・・
- 2015.06.04
- セールスライティング マインド(心構え)
というお話です。
集まるブログ集客のプロデューサー
原田和彦(はらたかずひこ)です。
ウェブサイトを作る時、ブログを作る時、小冊子を作る時、ランディングページを作る時、Facebookページを作る時、チラシを作る時、セールスレターを作る時、マーケティングやセールスのありとあらゆるお客様接点を作る時、つまり売るプロセスすべてにコピーは必要である!と昨日はお話しました。
コピーを学ぶことは(必然的に)ダイレクトレスポンスマーケティングを習得することを意味します。ですから、あなたが経営者・起業家・フリーランサー・マーケター・セールスパーソン・士業・コーチ・コンサルタントである場合はいの一番に取り組むべきスキルなのです。
だって、あなたの最も大切な仕事はマーケティングですもの。
さて。本日のエントリーはコピーを学ぶ人が(おそらく)必ず通る道である”心構え”についてお話します。題して「コピーの1歩。コピーを書く前にやるべきこと。それは・・・」です。
それではどうぞ。
「好き」と「売る」は太陽と月くらい違う
ビジネスをしているほとんどのひとは商品・サービスを作ること(扱うこと)が好きですよね。ラーメン屋さんを営むのはラーメンが大好きだから。パン屋さんを営むのはパンが大好きだから。美味しいものを創り、お客様へお届けし、笑顔や感動を提供したいから。
家業を継いで社長になるひとはどうでしょう。実際に会社の中に身を投じ、会社が築き上げた歴史、生え抜きの社員たち、長年取り扱ってきた商品・サービスに対して愛着を抱き、誇りをもってビジネスに従事しているはずです。
好きだから本気になれる。その気持ちはさんさんと輝く太陽のように。
一方で、、、
商品・サービスを売ること(セールス)についてはまた別のお話です。セールスに対しては・・・おやおや、どうやらあまり良い印象を持たれていないようですよ。あなたも一度や二度、こんな表札↓見たことありますよね?
セールスお断り。セールスパーソンは悪だ!と言われてる気分になっちゃいますよね。スター・ウオーズでいうところの暗黒面(ダークサイド)。そのイメージは闇夜に浮かぶ月のようです。
セールスパーソンは悪。煙たい者。潜在的にその意識が刷り込まれているからでしょうか。セールスに対して、きつい・辛い・苦しい・逃げ出したい・新橋駅で知らない人から名刺をかき集めなきゃならない・・・そんな間違ったイメージを持っているからでしょうか。
売ること(セールス)を喜び率先してやっている人は少ないように感じます。
それはビジネスを「好き」ではじめたひとにも言えることかもしれません。
素晴らしい商品・サービスが世の中で一番売れていない事実
素晴らしい技術。素晴らしい味付け。素晴らしいサービス。街には、日本には、世界には「好き」という情熱から生まれる素晴らしい価値が溢れています。
では、素晴らしい商品・サービスが世の中で一番売れているか? と言われると No です。
現実は、一番売れている商品・サービスというのは売り方がうまい商品・サービスが売れているケースが圧倒的に多いのです。
「原田さん、でもね。素晴らしい商品(サービス)を提供し続けて口コミで成功している会社だってあるじゃない?」
おっしゃるとおりです。でもそれは超レアケースだとお考えください。
その理屈が通るなら、TOYOTA や Apple もテレビコマーシャルを流す必要はありませんよね。素晴らしい商品を提供し続けているのですから。でも、巨費を投じてテレビコマーシャルを流しています。その理由を考えてみましょう。
つまり、ビジネスでは売ること(セールス)は避けて通れない道であり重要であることが理解できるかと思います。
好きだけではダメなんです。売ることも好きにならなきゃね。
売ることは良いことだ
コピーを書く前にあなたに知って欲しいこと。それは「売ることは良いことだ」という心構えです。「好き」という情熱と「売ることは良いことだ」という信念がビジネスには必要不可欠だからです。
想像してください。
あなたは、夫婦関係の問題を解決するコンサルタントです。
夫婦関係に問題を抱えているひとがいたとします。仮にAさんとしましょう。
Aさんがあなたと出会わなかったらどうなってしまうのか想像してみて欲しいのです。
もしかしたら、、、
問題を直視せずに先送り、先送りにするかもしれません。「時間が解決してくれる」と自分に言い聞かせるだけで関係修復の努力を怠るかもしれません。夫婦関係に亀裂が生じた原因を相手の責任にし、思考停止するかもしれません。
最悪の結末になることは明白です。その先には金銭的な負担、好きだったひとと争う精神的苦痛、怒り、喪失感など、Aさんの心身を狂わせる強烈な痛みが待っているかもしれません。
その逆に、Aさんがインターネットであなたのウェブサイトを発見し、夫婦関係の問題を解決するコンサルティングサービス(30万円)を購入したらどうなるでしょうか。
まずは問題を直視することになるでしょう(最悪の結末を聞いて自分の認識の甘さを痛感することでしょう)。そして、関係修復する努力・アイデア・具体的な方法を学ぶことができるでしょう。思考停止するのではなく、繰り返しの行動によって少なくとも最悪の結末を回避することはできるでしょう。当事者の努力次第では昔以上に強い夫婦関係だって作れるはずです。
商品を提供する意義。売ること(セールス)の価値と重要性が「わかった!」とご納得頂けたのではないでしょうか。
ビジネスは【価値(問題解決 / 願望実現)】と【価値(お金)】の交換なのです。
お客様の”人生の質”をより豊かにするといっても過言ではありません。
コピーの役割。それは・・・
商品・サービスの特性すべてを伝送(でんそう)することです。
それ以上でもそれ以下でもありません。もうすこし具体的にお話すると、商品・サービスの「価値(問題解決 / 願望実現)」をお客様がきちんと理解できる適切な言葉に変換して伝えることです。
「売ることは良いことだ」という心構えをもった今のあなたであれば、コピー(ライター)って重責を担っているんだなーとご理解頂けたと思います。
そして、コピーを学ぶ見返り(リターン)って大きなものかもしれない!と実感されているのではないでしょうか。
その気持ちは大正解。その理由が徐々にあなたの心身に浸透していくようなエントリーをポストしていきますので楽しみにしてくださいね。今日もここまで読んでくれてありがとうございます!
それでは本日もマーケティングを楽しんで参りましょう!
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