お客様の声を活用する3つのアイデア

あなたなら「お客様の声」を集める重要性は
理解されてると思います。

お客様の声の重要性についてはこちら
エントリーもご覧ください。

一般的には「お客様の声」はセールスに対する
信頼性をバックアップするために使うもの。

もちろん、商品やサービスの改善点の発見にも
役立ちます。その価値は集めるコストを簡単に
ペイできる資産です。

例えば、こんな使い方にも役に立つってご存知
でしたか?

 

商品購入直後の満足度を上げるのに使える

お客様は商品を購入した直後、満足度は絶頂に
達します。あとは少しずつ落ちていくのですが
そのカーブを緩やかにする方法があります。

購入した直後、お客様に対し同じ商品(または
同等の商品)を購入した実績としてお客様の声を
提示するのです。

イメージとしては「あなたの選択は間違って
いませんでしたよ」と伝えてあげる感じです。

これは再度、完璧なベネフィットを提供する
ことで商品に対するモチベーションをあげる
役割を果たします。

 

新規商品に対する信頼性の補強にも使える

これは私の尊敬するメンターより教えて頂いた
方法です。

起業した時。
新商品や新サービスを発表する時。

基本的に実績は0な訳です。

実績がないと正直売り辛いんですよね・・・と
いった相談を受けます。私もその一人でした。

でもこの壁はセールスをする前に
お客様の声を集めることで簡単に解決します。

起業した時は、無料で単発コンサルティングを
おこなう。お金は頂かない代わりにアンケートに
答えてもらう。それをお客様の声とする。

新しい商品や新サービスの場合は、
モニターを募集してお客様の声を手に入れる。

これで自信をもってセールスできますよね。

さらに言うと、必ずしも該当商品じゃなくても
良いんですよね。他の商品を買ってくれた時に
集めたお客様の声を大量に掲載する。

まだ実績がない商品に対しても「信頼」が乗り
移るからです。

 

社内の抵抗勢力にも有効

ちょっと視点は異なりますが、社内の抵抗勢力を
納得させる時にもお客様の声って有効なんです。

例えば、マーケティングをよく分かっていない
上司がいたとします。その上司は気合い・根性で
渡り歩いてきたバリバリのセールスマンです。

部下は、上司に次のような提案をしました。

「高額商品を作って既存客にセールスレターを
 出したい。その反応を計測してみたい。」

その提案の背景には、試験的に一度だけ
高額な商品を既存客に販売した実績がありました。

部下としてはかなりの手応え。顧客のアンケート
結果もまずまずの評価でした。

もっともっと利益を得るために。
科学的にセールスを進めるためにも是が非でも
承認してもらいたい気持ちです。

しかし、上司は提案に対して次のような意見を
述べました。

「商品を高くして本当に売れるか?」
「俺ならその金額払うなら海外旅行いっちゃうね」

上司は、自分の価値観で反論しはじめたのです。

でも、部下にはその全く意味をなさない反論と
戦えるひとつの武器を持っていました。

それがアンケート結果である「お客様の声」です。

売り手の一個人の小さな価値観よりも
優先すべきはお客様を理解すること。これが重要です。

部下はプリントアウトされたアンケート結果を
上長に渡しました。手渡ししたアンケートには
評価ポイントとなりそうな文章に赤で下線を引いて
おきました。

数十枚のアンケートを読み終わる頃には観念した
ように上司がこう言ったそうです。

「悪かった、君の案で一度やってみるといい」と。

 

まとめ

この3つのアイデアを理解することによって
お客様の声を集める意義・価値を理解できると
思います。

ぜひ、あなたのビジネスでも活用してみませんか?