「お客様の声」は大切な情報資産です

「お客様の声」は大切な情報資産です

ウェブサイトを制作する際、クライアントに必ず提案
しているひとつが「お客様の声」ページを作ることです。

あなたもご承知のとおり、この「お客様の声」は会社、
取り扱い商品・サービスの信頼性をバックアップしてくれる
情報資産です。

集めるための労力が、投資費用だとしたら、その費用対効果は
計り知れないものです。

でも、この提案に賛同してくれるクライアントは思いのほか
少ないのです。驚きじゃありませんか?

正確に言うと、理屈では理解しているけども、一歩踏み出せ
ないんです。その理由とその解決策をちょっと整理してみました。

 

理由(1) みんながみんな、快く受けてくれる訳ない

「お客様の声」を集めましょう!とクライアントに提案すると

「うちのお客さんは面倒臭がりやだから・・・」
「マイナスの意見を話されたらどうしよう・・・」

このような意見が発生します。

こうした理由については、まず「お客様の声」を集める
活動がどれだけ価値のあるものなのかを理解してもらう
ことからはじめます。

あなたが買い物する時、参考にしている情報源は何ですか?と
答えてもらうのも有効です。

合わせて「あなたを応援するクライアントは、あなたのお願いを
断らないし、真面目に答えてくれますよ。」とお伝えしています。

事実、真摯にビジネスをされている方のお願いであれば、
よほど仕事が立て込んでいない限りは協力してくれます。

ちなみに、「マイナスの意見を話されたらどうしよう」に
ついては、それを掲載する必要はありません。とお話しています。

誤解しないでほしいのは、掲載しない = お客様の声 を無視する
と推奨しているのではありません。

つまりは、あなたのファンであるお客様のポジティブな意見を
”選抜”して掲載しましょう。というのが結論です。

マイナスな意見に対しては、社内で共有して改善しましょう。

改善した暁には、手厳しい意見をいただいたクライアントに
改善報告と感謝の意をお伝えするとお互いにハッピーですよね。

#こうした解決策もあるよねという一例です。

 

理由(2) クライアントに何を聞いて良いのか分からない

そういう時は、こんな質問をしてみてください。

「なぜ他にも同じような商品(サービス)があるのに
弊社の商品(サービス)を購入したのでしょうか?
また、その決め手を教えてもらえませんか?」

です。

直接会って聞くのがベストですが、もしそれが難しい時は
電話やメールでも、アンケートを作っても、手段は問いません。

ちなみに、最近とても感銘を受けたのが、販促コンサルタント・
岡本達彦氏の著書、「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法
チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる!です。

 

 

私も、この書籍を読み、セミナーにも参加して、
自分のクライアントにもお願いしてみました。

自分でもなかなか気付けなかったいくつかの提供価値を
発見できました。はじめの一歩としてこの方法もオススメします。

 

理由(3)お客様の声=”やらせ”と思われるんじゃない?

これは「お客様の声」を集めたくない、単なる言い訳です(笑)
”やらせ”、”自作自演”とすぐわかってしまう情報にはなんの
価値もありませんし、ビジネスの足かせにもなりかねません。

理由(1)(2)でお伝えした解決策を実践しましょう。
つべこべいわずにまずは行動です!(心の中)とお話しています。

 

まとめ

「お客様の声」は大切な情報資産であることを理解する。

その資産を集めて、信頼性をバックアップするコンテンツを
作る。

「お客様の声」から教わる「提供価値」は、同じ属性である
クライアントにダイレクトに響くキャッチコピーとなる。