崖っぷちのお菓子、森永 JACK(ジャック)は本当に美味しいか?
というお話です。
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原田和彦(はらたかずひこ)です。
週末は全国的に変な天気でしたね。大雨が降ったり、春一番が吹いたり、暖かくなったと思ったらまた寒くなったり…と、節さんの四方八方の暴れっぷりに気持ち翻弄されました。
あなたの地域はいかがでしょうか。インフルエンザ、ノロウイルス、風邪なども流行っているようなので手洗い・うがいはマストです。
さてさて。
どんな形であれ「ことばにする」ってほんとうに大切だよな〜と感じたホットな事例をご紹介します。題して『崖っぷちのお菓子、森永 JACK(ジャック)は本当に美味しいか?』です。
それではどうぞー。
たまたま目にしたPOPに惹かれたのですが…
「今、うわさの崖っぷちお菓子森永 JACK」「森永製菓の担当者からのお願い」「食べた人はみな美味しいというものの…」「これが3度目の発売、最後のチャンスと囁かれ、藁にもすがる思いです」など、まるでセールスレター風のPOPに興味深々のわたし。
で、マーケターは「テスト」「実験」「お試し」が心情ですし、マーケティングの興味・誘惑に負けてしまい、、、
購入してみました。
森永 JACK(ジャック)を食した感想
ブラックコーヒーのお供にぴったんこカン・カン。
キャラメルのほどよい甘さ、ナッツのほどよい塩気、そして、焦がし・ナッツ独自の風味と食感。大人のティーブレイクにオススメできるではないですかっ。
美味しいのに、、、売れない。
その理由をわたしなりに考察してみました。
【理由1】マーケティングメッセージが弱い
パッケージを見るとわかるのですが、JACK(ジャック)には強烈なマーケティングメッセージがありません。
「焦がしキャラメル×アーモンド」「カリカリッ」「JACK(ジャック)」「ソルティキャラメル」といった特徴やネーミングのみ。
これではJACK(ジャック)を誰に食べて欲しいのか、どんな時に食べて欲しいのか、食べるとどんな体験が待っているのか?…つまり、ベネフィット(期待感)が見えません。※パッケージの裏には「コーヒーのお供に」みたいなコピーがありましたけど、わざわざ店頭で裏面見ないしねー。
たとえば、、、
「コーヒーブレイクのお供に」とか「大人専用おやつ」とか「あなたのデスクの中にそっと忍びたい」とか「コーヒーのひきたて役」とか「崖っぷちのジャック」とか「3度目の正直・ジャック」とか「ホワイトデーのお返しに」とか、、、ちょっと尖ったコピーが目立つようにしてほしい。
【理由2】パッケージのこれじゃない感
ネーミングの「JACK(ジャック)」とパッケージの色合いなどがアンマッチだと思うのはわたしだけでしょうか。コンビニのプライベートブランド商品に溶け込めそう。
アーモンド・キャラメル = ブラウン系ですよね。ブラウン系にすると他のお菓子と同じですから、、、ピンクとか、ゴールドとか、もっとパンチの効いたイメージカラーを選択してもよかったのでは?と思ったり。
【理由3】崖っぷち感の演出
もうすこしリアルに、崖っぷち感を演出してほしい。プロレスのように。ちなみに、会社の同僚に「これ、美味しくないですか?」とおすそ分けしたら「…普通」との回答が。
「美味しい」だけじゃなく「普通」とか「美味しくない」とか「固くて嫌だ」とか「キャラメルが奥歯に挟まる」といった”生の声”も(あえて)拾っていくのも画期的かも。
総括
まぁ、こうしてブログでわざわざ紹介しているというコトは、森永製菓の担当者Fさんの思うつぼなのかもしれませんが、、、(笑)
崖っぷちのジャックを応援するために、、、奥さんに1個 買って帰ることに決めました。
つまりは「好き」ってコト。誕生日の今日、わたしの出した答えがそれであります。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではひきつづきマーケティングを楽しんで参りましょう!
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