今年(2015年)の漢字「安」をみて想うこと
- 2015.12.16
- 販促術
というお話です。
湘南平塚で唯一!
ウェブ集客のお困りごと解決パートナー
原田和彦(はらたかずひこ)です。
本日の神奈川県平塚市の最高気温はなんと20度。春がまちがってやってきたみたい。外仕事、めっちゃ捗ります。
あ。でも週間天気予報をみると明日以降は気温が下がるみたい。寒暖差およそ9度。体温調整を綿密に、ですね。
さて。本日のエントリーは江戸の中期にまで話が遡ります。マーケティング要素含まれているのでご安心を。貫主さんの達筆な字「安」をみてふと感じた想いをつらつらと綴ります。
それではどうぞ。
「今年の漢字」その仕掛け人とは?
それは、公益財団法人日本漢字能力検定協会です。
日本を代表するお寺である「清水寺」の貫主さんに大きく筆をふるってもらって「今年の漢字」を書く。その書いたものを清水寺のご本尊・清水型十一面千手観音像に奉納する。
テレビで一見すると厳粛な雰囲気の中で行われますけど、、、。あれ、ビジネスの一環です。
マーケティング的にはとっても上手な話題作りだと思いません? 創業者である大久保昇さんは生粋の商いだったのでしょうね。もとはパン屋だし。
話題作り = お客様を惹き付ける、選ぶ理由を提供すること
鰻、好きですか?
わたしは大好きです。高嶺の花。感情も高ぶります。・・・高ぶりません? (笑)
あなたに簡単な質問です。
鰻はいつ食べますか?
・・・
はい。おそらく10人に9人は「土用の丑の日」と思ったはず。
ちなみに土用とは雑節のひとつ。雑節とは季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のこと。たとえば節分も雑節のひとつです。
「土用の丑の日」= 夏の土用(立秋直前)を指すことが多いのですが、夏以外にも土用の丑の日はございます。
この、夏の丑の日に『鰻』を食べる方法を発案したのは平賀源内と言われています。
通説の由来(ストーリー)はこうです。
商売がうまく行かない鰻屋がいました。
夏に売れない鰻を何とか売るため平賀源内の所に相談に行きました。
そこで、平賀源内は「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを提案しました。
結果、その鰻屋は大変繁盛したのです。
セールストークはこんな感じでしょうか。
【お客様】「暑いね〜、おい、大将。店の入口にあった『丑の日』ってなんだい?」
【店 主】「さすが若旦那。気付いてもらえましたか。いやね、夏の暑い丑の日に『う』のつくものを食べると夏負けしないんですよ。幸いにもうちには鰻(うなぎ)があるんでねー。ちょっとぶらさげてみたんですよ。」
【お客様】「そうか、それは面白いねー。よし、大将。鰻やってくんねーか。」
【店 主】「ありがとうごぜいやすー。おーい(厨房に呼びかけ)、若旦那が鰻をご注文なさったぞー。」
といった具合でしょうか。
このお話には3つ、マーケティングの大切な要素が含まれています。1つめは「この鰻屋を選ぶ理由が存在していた」ことです。2つめは「面白い体験」です。3つめは「お客様へメリットを提供している」ことです。
商品・サービスを選ぶ理由を明確に提示してあげる。そうすると安心して手にとって検討することができる訳です。
今年(2015年)の漢字「安」をみて想い、行き着いた先のお話はそんなところです。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではひきつづきマーケティングを楽しんで参りましょう!
-
前の記事
今日はふとアインシュタインのことばがふってきた 2015.12.15
-
次の記事
これは、極めて実験的で非常識なブログ 2015.12.17
コメントを書く