ビジネスに一発逆転ホームランはいらない
- 2016.06.14
- マインド(心構え)
というお話です。
湘南平塚で唯一!
ウェブ集客のお困りごと解決パートナー
兼 走るマーケター 原田(はらた)です。
突然ですが、、、
漏斗(ろうと)またはファネルということばをご存知でしょうか。
口は円形。下に行くとつぼんで、先は管状になっているモノです。理科の実験や調理実習で使いましたよね?
ビジネスを太く長くするためには漏斗(ろうと)のカタチがとても重要になります。今日はそんなお話を。題して『ビジネスに一発逆転ホームランはいらない』です。
それではどうぞー。
事実、ほとんどの人が一発逆転ホームランを狙っている
「これは素晴らしい商品だ!」
作り手(売り手)は商品に惚れ込み、売る直前というのはワクワクするものです。
「よしっ!大々的に告知をしよう」
思い切って30万円の広告費をぶっ込んでみる。
…
お客様からのお問合せは”3件”でした。
「30万円で3件か、、、」
内心は「最低でも30件はリアクションがあるでしょ(ワクワク)」とか「問い合わせが殺到したらどうしよう(ドキドキ)」なーんて期待感で胸が高鳴っていたようです。
でも、、、
これはよくある話です。
次のアクションはどうなるか?
9割の方は「打ち止め」です。つまり、おしまい。ゲームセット、です。
「広告は効果ない」とか「広告はお金の無駄」とか、科学的な検証はせずに、感情論で片付けてしまいます。当ブログの読者の中には「耳が痛い」と感じている方もいるかもしれません…。
でもこれは地方レベルで起こります。全国レベルで起こりうるお話です。
わたしが何をお伝えしたいのかと言うと、「なぜ、一回で諦めてしまうのか?」もしくは「なぜ、一発で終わりという前提に立つのか?」ということです。
伝えたら伝わる?
それは伝える側のエゴです。
正しくは、、、
伝わるまで伝える。
これが正解です。
言われたら当たり前ですけど、ビジネスの世界において「伝えた ⇒ はい、終了」の1ステップマーケティングが残念ながら横行しているんですよね。
あなたのビジネスはどうでしょうか? バッターボックスに立つのは一回こっきりと思っていませんか? 一発逆転ホームランばかり狙っていませんか?
ビジネスには、漏斗(ろうと)のイメージが必要だ
たとえばわたしがコンサルでお伝えしている「ABCシステム」。これは北岡秀紀さんが提唱された考えなのですが、、、
漏斗の口は円形です。上図で言うところの面積が一番広いAttract(アトラクト:惹き付ける)部分。
まずはこの中に“お客様候補”となる見込客をたくさん集めなくてはなりません。一発逆転を狙う、一回で諦めるとは真逆。一発逆転は狙わずに”お客様候補”を繰り返し集める発想です。
漏斗は下に行くとつぼんで、先は管状となります。上図で言うところの面積が狭くなっていくBulid(ビルド:信頼と立場の構築)〜Convert(商談と排除)の部分。
“お客様候補”となる見込客をたくさん集めることで、売り手の価値観に共感してくれる人だけを絞り込んで、納得をして購入してくれるファンを創る。ABCシステムはその仕組みそのものを意味します。
購入まで辿り着いてくれる人はごく僅か
具体的にお伝えすると、、、
30万部の広告媒体が”いつも”30万人の目に届くと思っていませんか? 良くて3万人(10%)くらいじゃないでしょうか。
1万人のメールマガジンが”いつも”1万人の目に届くと思っていませんか? 良くて1500人(15%)くらいじゃないでしょうか。
成熟期にある商品の成約率(購入する確立)。 1%ってすごーく少ない数字だと思っていませんか? 実は1%ってかなり良い数字です。
これは経験則や実践に基づく具体的な数字なのですが、、、
マーケターやコピーライターはこうしたお客様候補(見込客)やお客様のリアクションのおおよその基準値を把握しています。そして、つねに漏斗の流れ(上から下へ)を意識しているのです。
意識しているからこそ、日々バッターボックスに立つのです。一回一回の結果に一喜一憂はしません。
年間に何度バッターボックスに立って、何回三振したか、何回ヒットを打てたか、何回ホームランを打てたか。
ヒットやホームランを打てた要因は? と中長期の視野をもって粛々と計測し続けます。
第三者から見るとホームランを売っているシーンばかり見えるかもしれません。派手で目立ちますからね。
でも、、、
その裏には積み上げ(三振)が存在しています。地味ですから目立ちませんが。
「ビジネスに一発逆転ホームランはいらない」
というメッセージにはそんな意味が込められているのです。
火曜日の夜。あなたにシェアしたいなと思ったことはそんなところです。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではひきつづきマーケティングと運動習慣を楽しんで参りましょう!
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