保険のお姉さん
- 2016.02.17
- マインド(心構え)
というお話です。
湘南平塚で唯一!
ウェブ集客のお困りごと解決パートナー
原田和彦(はらたかずひこ)です。
会社へ飛び込みでくる営業パーソンはたくさんいます。でも、明らかに成果の出せる人、出せない人がいるんです。その差は何なのか?をマーケターがシンプルに考察します。題して『保険のお姉さん』です。
それではどうぞー。
成果の出せない営業パーソンの共通点
それは、初回からガンガン売り込むことです。
面識のない人から物を買いたいと思いますか? よほどのことがない限りノーですよね。でも、「ビジネスは売上をあげる活動」という間違った認識を刷り込まれたからでしょうか。ガンガン売り込む人の多いこと多いこと。
更にいうと、初回から売り込む営業パーソンの再訪問の確率、、、限りなく0%に近い。勿体ないなーって思うんです。
ちなみに、ビジネスは「売上をあげる活動」ではなく「問題を解決する、願望を実現する活動」が正解です。その対価としてお金を頂戴するのですから。順番があべこべなんですよ。
成果の出せる営業パーソンの共通点
それは、売り込みよりも、繰り返し接触したり、価値ある情報(コンテンツ)を提供することに注力しています。
ひとつ、良い事例があるんですよ。
保険のお姉さんのお話。
お姉さんと言っても想定50代位の清潔感のあるシュッとした物腰柔らかなお姉さんです。
この方は毎月おなじ頃(月の中頃・午後1〜3時の間)に訪問します。
そして経営に役立つ冊子をもってくるのです。冊子を渡す際に一言、「保険の内容でなにか困ったことがありましたらご連絡くださいね」とソフトに一言を添えて帰ります。
もうかれこれ1年以上続けてるでしょうか。
繰り返すとどうなるか…無論、全てとは言いませんよ。でもね、冊子の受け手は「悪いねー」と感じるんです。つまり、少しずつ感情が動くんです。
心の中では「いつも律儀に足を運んでくれる…でもわたしは何もお返しできていない…」といった言葉が巡っているのかもしれません。
心に杭を打つ、とでも申しましょうか、印象づけるコトができる訳です。
印象に残っている状態で、もし、組織の変更によって保険の見直しが急に迫られたら?
もちろん、そのタイミングは、来月・半年後・1年後・2年後・3年後かもしれません。でも、そのタイミングは当事者でもわからないものですから、提供側なんて知る由もないんですよね。
保険のお姉さんは、したたかに、虎視眈々と機会をうかがうかの如く。マーケティング活動を粛々と行っております。
「ビジネスは理屈だけじゃない、感情も大切なんだ」長期間に渡って体験しているものですから、そう思わずにはいられない今日この頃です。
お昼休み。焼きうどんを食べながら思った内容はそんなところです。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではひきつづきマーケティングを楽しんで参りましょう!
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