SEO内部対策25手(見出し・箇条書き・強調・画像・リンク)

SEO内部対策25手(見出し・箇条書き・強調・画像・リンク)

以前、SEO内部対策(タイトルタグ、メタ・ディスクリプション、メタ・キーワード)について触れました。

今回はその続編として、見出し(h1〜h6)・箇条書き(ul、ol)・強調(strong)・画像(img)・リンク(a)について説明していきたいと思います。

ではさっそく見出しタグの役割と設定方法からです。

 

h1タグの役割

SEO内部対策の中でもこのh1タグはTitleタグの次に重要とされています。

h1とは「大見出し(最上位の見出し)」を意味します。

まずは弊社のトップページをご覧ください。

 

弊社ウェブサイトの場合

h1

ウェブサイトのh1タグには、その後に続く本文(pタグ)の内容を表すキーワードを配置します。

弊社が狙っているキーワードは「平塚 建材」なので、

大見出し(h1)=「平塚で建材をお求めなら弊社にお任せ下さい」
直後の本文(p)=「建材を総合的に取り扱う弊社は平塚で一世紀以上続く企業です。太平洋セメントの平塚倉庫として、当地域の袋セメントの出荷基地の役割も担っています。なお、一般の方への建材やエクステリアの販売、建築に関するご相談も承ります。ぜひ一度、お気軽にご来店ください。」

h1には狙っているキーワード「平塚 建材」を入れており、その後に続く本文は、h1に続く内容を表現してのがわかります。

 

1.キーワードは左側に入れる

優先したいキーワードは左側に入れておきましょう。

 

2.大見出しの文章は自然に

h1タグ内は、大見出しです。重要キーワードの表示は1回のみとしましょう。また、名詞を羅列するのではなく、助詞を活用して自然な文章にします。

 

3.Titleタグやh2タグと異なる文章にしよう

狙っているキーワードを配置しながらも、Titleタグやh2タグ以降とは異なる文章にします。※読み手を意識すると同じにはならないハズ。

 

4.大見出しの文字数は控えめに

大見出しは、自然にかつ簡潔に!を心がけましょう。

 

5.見出しの階層ルールを守ろう

h1は大見出しです。h1よりも先にh2やh3などの見出しを書くのはNGです。

 

6.他ページとの重複はNG

ページを複製して作った場合などにありがちですが、h1の重複は避けるべきです。

 

7.見出しの中に強調タグは含めない

見出しタグの中に強調タグ(strong)は不要です。適切な箇所で利用すべきです。

 

h2〜h6の使い方について

次にh2〜h6の使い方について説明していきます。

h1は大見出しと説明しました。h2は中見出し、h3は小見出し・・・と数が大きくなる度に重要度は低くなります。見出しの関連性を理解することがポイントです。

 

1.キーワードは左側に入れる

優先したいキーワードは左側に入れておきましょう。

 

2.中見出し(h2)には狙っているキーワードを含める

titleタグやh1タグと同様、中見出しであるh2にも狙っているキーワードを含めてください。但し、文章が不自然となってしまう場合は無理に入れる必要はありません。

 

3.キーワード数はほどほどに

titleタグやh1タグと同様、狙うキーワード数は1つ。最大でも2までにしましょう。

 

4.見出しタグの後には段落(pタグ)を配置する

見出しタグの直後には、極力段落(pタグ)を配置して、見出しを補足する内容を組み込みましょう。

 

5.見出しの使用順位を守ろう

見出しは、必ず以下のルールに沿って配置します。

h1 > h2 > h3 > h4 > h5 > h6

但し、次のようにh2以降は、複数回使っても問題ありません。

h1 > h2 > h3 > h3

また、入れ子にした場合、こんな使用順位も可能です。

h1 > h2 > h3 > h3 > h2 > h3 > h3

入れ子の使用順位を構造で表すと次のようになります。

ホームページの作り方(h1)
1.要件定義(h2)
  1-1.現状分析(h3)
  1-2.顧客分析(h3)
2.基本設計(h2)
  2-1.外部設計(h3)
  2-2.内部設計(h3)

 

6.見出しの使い過ぎには気をつける

h2以降の見出しタグは複数回の使用が可能です。しかし、使い過ぎには気をつけましょう。

 

7.名詞の羅列ではなく文章にする

見出しは文章にしてください。SEOにこり過ぎてキーワードを羅列した見出しは、読み手に不快感を与えます。

 

8.見出しは重複しないこと

書籍や新聞と同じように、ウェブサイトも見出しの重複はしないようにしましょう。特に、titleとh1の重複や、h2とh3の重複などには気をつけてください。

 

9.見出しの中には他のタグを含めない

h1〜h6は、「見出し」という意味合いを持っています。そこに他の意味合い(例:strongなど)を含めてはいけません。

以上が見出しタグ設定のポイントです。

 

ul、olタグの役割

ul、olタグとは、箇条書きをおこなうためのリストタグです。

ulタグは、Unordered Listの略称で、順不同リストです。

olタグは、Orderd Listの略称で、番号付きリストです。

箇条書きは、要点をまとめてわかりやすく伝えるために使います。また、読み手と検索エンジンに対して、重要なポイントであると認知させることもできるので積極的に使ってください。

ちなみに、pタグの中でも箇条書き(順不同、番号付き)は表現できますが、検索エンジンに認識(評価)されないので、ul、olタグを使うことをオススメします。

 

強調タグ(strongタグ)の扱い方

強調タグ(strongタグ)とは、特定の単語を強調したい時に使います。やってはいけないポイントは次の通り。

 

1.見出しの中には含めない

見出しのところでも触れた通り、原則タグには複数の意味は持たせないようにしましょう。

 

2.1ページ3個以内におさめる

過度な強調は控えましょう。

 

3.同じ語句に使うのはやめよう

1ページ内で、同じ語句に複数回使うのは控えましょう。

 

4.あくまでも強調は語句に対して

文章全体を強調してしまうと、強調タグの意図から少しズレてしまいます。
使うなら次のような感じで。

「私が一番得意としているのは、ウェブ販促です。」

 

5.HTML5でのstrongタグ

これまでは、strongタグは「より強調」、emタグが「強調」を表す役割を担っていました。

HTML5になると少し変化します。

strongタグは「重要性」、emタグが「強調」を表すことになります。なお、HTML5では、重要性の重み付けをstrongタグの中にstrongタグを入れることで表現できるようになり、より柔軟な設定を可能としています。

 

imgタグについて

画像を配置するimgタグで意識しておくポイントは2つあります。

 

1.代替テキスト(alt)は端的に表現する

代替テキスト(alt)は、写真の内容を端的に表した言葉を設定します。長い文章は避けたほうが無難です。

 

2.横幅(height)・縦幅(width)は明記する

横幅(height)・縦幅(width)には写真のサイズを指定しましょう。但し、レスポンシブデザインの場合は例外です。

 

aタグについて

aタグ(リンク)で設定するテキストのことをアンカーテキストを呼びます。

このテキストには、移動先であるページに沿ったタイトルを入れるのがベターです。

例えば、移動先のページが「SEOの内部対策に関すること」が書かれていたとします。

その場合、アンカーテキストには「SEOの内部対策についてはこちら」というタイトルにします。

 

以上が見出し(h1〜h6)・箇条書き(ul、ol)・強調(strong)・画像(img)・リンク(a)の設定ポイントになります。

如何でしたか?

その他にも、1ページあたりに必要な文章ボリュームやキーワード含有率といった対策方法もあります。また次回以降で説明していきます。

 

まとめ

あなたのウェブサイトは読み手にも検索エンジンにもやさしい作りになっていますか?

もし、制作業者に委託しているならキチンと施策できているのかを確認してみることをオススメします。