自分が幸せになりたきゃ、まずはお客様を幸せにしましょうね
というお話です。
集まるブログ集客のプロデューサー
原田和彦(はらたかずひこ)です。
今朝、エクスマの生みの親である藤村さんのブログをみて共感し、納得した内容をもとに自分の想いをシェアしたいと思います。
題して「自分が幸せになりたきゃ、まずはお客様を幸せにしましょうね」です。
それではどうぞ。
ほとんどの企業・お役所はマーケティング発想がスコンと抜け落ちている
マーケティング発想って言うと抽象的過ぎるのでもうすこし具体的にすると、、、
それは誰のとってのモノ・コト?
ならびに、
メリットを供給しなきゃいけない中心のヒトは誰?
っていう視点です。
それは誰のとってのモノ・ヒト?
たとえば今(悪い意味で)話題の新国立競技場ですが、、、
国のもの?東京都のもの?国民のもの?アスリートのもの?観客のもの?発案者のもの?設計者のもの?
そうですね、少なくとも発案者のものではないし、設計者のものではありません。
意見は人それぞれですが、観客のもの、アスリートのもの、国民のもの、東京都のもの、国のもの。これは立場・価値観によって異なるかもしれませんがわたしは全部当てはまると思います。
でもね、マーケティング発想で考えるとすべての人達を満たすモノを作るのは不可能ですよね。
誰の中心には”誰”を置くべきか?
結論からお話するとアスリートなんじゃないか。次点で観客ですね。
ハードは大きなものであれ小さなものであれ、デザイン > 機能 であってはならないとわたしは考えます。なぜなら、10年・20年・30年と使われ続けるものだから。
それと、ハードはソフトありきのものです。いくらデザインが優れていても、ソフト面を100%活かす環境がないとただの箱。新国立競技場でいうソフトはアスリートですよね。
(すくなくともそのハードの中、周辺に居る時は)アスリートにとって快適な空間(試合前・試合中・試合後のプロセスに応じた機能的な設備など)を提供してあげて欲しい。
アスリートの皆さんにとっての特別な場所。それは快適性かもしれないし、機能性かもしれないし、その競技に特化した構造かもしれないし、観客の声かもしれない。膨大なリサーチが必要だと思うし、成功している各競技場の運営者の声やコスト感覚の情報だって必要でしょう(当たり前のことだからリサーチは行っていると思うけどね・・・)。
わたしは建築家じゃないし、プロのアスリートでもないから具体的な提案はできませんが、一流のアスリート(たとえば海外での経験も豊富な方など)の意見・要望をもっと積極的に取り入れるべきなんじゃないかって思います。
と、書いていたら為末さんはこんな発言をブログでされておりました。
最後にアスリートが使う競技場なのだからアスリートから声をと言われますが、現役アスリートは競技に集中しなければならない立場にいますし、引退後のアスリートもそれぞれ考えがあったり、組織に属していて組織側の立場もあります。発言すべき時は発言すると思うので、社会の側からアスリートに踏み絵を迫るようなことはしない方がいいと思います。私のようなアウトサイダーは頼まれなくてもいくらでもぺらぺらしゃべりますが。
なるほど。想像力が足りませんでしたね、わたし。為末さんのような立ち位置の方の発言はたいへん貴重だなぁって思います。一般ピープルのわたしにも共感できる内容でした。
新国立競技場。複数あっちゃダメですか?
たとえば、新国立競技場(陸上専用)、新国立競技場(サッカー専用)、新国立競技場(ライブなど、、、ってもはや競技場じゃないけどね)など、複数作っちゃダメですか? その発想はなし? 夢物語? 桃源郷?
キャパも専用競技に合わせたサイズにしたら良いし、屋根の有無だってその目的によって決めたら良いと思う。あれもこれもひとつでやろうとするから無理が生じるし、おかしなことになっちゃってるんじゃないの?ってわたしは思うのですが。
モノ作りも、マーケティングも、商品やサービスの開発も、、、自分が幸せになりたきゃ、まずはお客様を幸せにしなくてはなりませんよね。お客様が複数いるならもっとも影響力のあるお客様、つまりお客様の中のお客様を決めるべきです。大切なコトをスコンと忘れていくら議論しても混乱は増すばかり・・・。
新国立競技場のニュースを見て感じたことはそんなところです。最後まで読んでくれてありがとうございます!
それでは本日もマーケティングを楽しんで参りましょう!
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